Go言語は、シンプルさと高速性で知られるプログラミング言語です。Go言語で開発を行う際には、多くのメリットがありますが、もちろん問題に直面することもあります。
まず挙げられるのが、Go言語のエラー処理方法に戸惑うことです。Go言語では、エラーが発生する可能性のある関数の場合、通常エラーオブジェクトを返します。エラーオブジェクトを適切に処理しないと、プログラムが予期せぬ動作をすることがあるのです。対策は返されたエラーを常にチェックし、エラーがあった場合の処理をしっかり行うことでしょう。また、エラーハンドリングのベストプラクティスを学ぶのも役立ちます。
Go言語はガベージコレクションを採用しているため、時にパフォーマンスに影響を与えます。リソースが限られた環境で実行する場合、特にこの問題が顕著になることもあるでしょう。そこでプログラムの設計段階で、メモリ管理に注意を払う必要があります。不要なオブジェクトは保持しない、適切なタイミングでリソースを解放するなど、メモリ利用を効率化する工夫が必要です。
また、Go言語での並行処理の管理は初心者にとって難しい部分と言えます。Go言語は、軽量スレッドのゴルーチンを使って簡単に並行処理を実装できますが、一方で管理は簡単ではありません。デッドロックやレースコンディションなどの問題が発生する可能性があります。この問題を回避するには並行処理の基礎をしっかり学び、ゴルーチン間でのデータ共有を避けてチャネルを効果的に使用することが大切です。
Go言語の標準ライブラリは充実していますが、特定の用途に特化した外部ライブラリが必要な場合もあります。外部ライブラリの選定や利用には注意が必要で、ライブラリがアクティブにメンテナンスされているか、ライセンスがプロジェクトの要件と合致しているかなどを確認しましょう。